いま話題の振動止めトアルソン「イオミックショックレス」使ってみた Tennisさんの日常

いま話題の振動止めトアルソン「イオミック　ショックレス」使ってみた

テニス

2022.12.082023.01.10

先日発売されたトアルソンの振動止め「イオミック　ショックレス」を使用した感想を書いていこうと思います。キモニーの「クエークバスター」との比較なります。
使用ラケットはダンロップの「CX400tour」、ストリングはソリンコの「ハイパーG」を46ポンドで張ってあります。

ちなみにイオミックというのは、ゴルフギアの開発、製造販売を行っている株式会社IOMIC社の事で、今回の振動止めにはこの会社の特殊なシリコン素材が使用されており、製品開発も共同で行っています。

打ってみて最初に感じたのが打感の変化です。クエークバスターの時よりも少し硬くシャープになったように感じました。玉離れも若干早くなったように感じます。
振動の軽減率については、正直クエークバスターの方が良いかもしれません。ただ、イオミックショックレスは余計な振動だけ除去して必要な情報は残してくれる感じで、クエークバスターの様に全ての振動を一律にカットするのとは少し方向性が違うのかなと感じました。
最後にコントロール性の変化についてですが、私のレベルだとそんなに恩恵を感じることはできませんでした。それでもサーブは狙っている所の近くにコントロールされていると感じましたし、ボレーもいつもよりはばらけなかったと思います。

まとめると、イオミックショックレスは余計な振動（情報？）はカットして、若干のコントロール性をアップしてくれる振動止めで、その効果は多分上級者の方のほうがより感じられるのではないかと思います。どちらかというと、威力よりもコントロールやショットのプレースメントを重視するストローカーの方にもフィットするのではないかと思います。

最後に一つ難点を。特殊なシリコンという素材の性質なのか、若干変形しやすい様に思います。ラケットバッグの中でほかのラケットと重なっていると少しねじれたようになりました。お湯で温めたらなおりましたが。直接ほかのラケットと重ねるのは避けたほうが良いかもしれません。