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「過去問対策で合格率アップ|実力を高める方法と解説」 地すべり防止工事試験過去問 その2

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地すべり防止工事試験過去問(R4年度)解きなおし2回目は基礎知識の6問目です。

【問題6】

地すべり型分類の模式平面図を示した次のア~エの地すべりタイプの組み合わせとして、最も適当なものはどれか。

地すべり型分類

選択肢は下の4つ。

1粘性土型地すべり風化岩型地すべり崩積土型地すべり岩盤型地すべり
2風化岩型地すべり崩積土型地すべり岩盤型地すべり粘性土型地すべり
3風化岩型地すべり岩盤型地すべり粘性土型地すべり崩積土型地すべり
4崩積土型地すべり風化岩型地すべり粘性土型地すべり岩盤型地すべり

先ずは4つの地すべり型について特徴を解説していきます。

岩盤型地すべり

岩盤型地すべりは、平面図で見ると馬蹄形もしくは角形をしており、微地形としては凸状尾根地形を呈する。
主な土塊の性質は岩盤または弱風化岩で、末端部にいくにしたがい風化の程度は強くなる傾向にある。
地すべりを構成するブロックはたいてい1ブロック。

風化岩型地すべり

風化岩型地すべりは、平面図で見ると馬蹄形もしくは角形をしており、微地形としては凸状尾根地形または、単丘状凹状台地形を呈する。
主な土塊の性質は亀裂の多い風化岩で、末端部にいくにしたがい風化が進み、構成土塊は巨礫混じり土砂になる。
地すべりを構成するブロックはたいてい1ブロックだが、末端や側面に二次的地すべりが発生している場合がある。

崩積土型地すべり

崩積土型地すべりは、平面図で見ると馬蹄形、角形、沢形、ボトルネック形をしており、微地形としては多丘状凹状台地形を呈する。
主な土塊の性質は礫混じり土砂で、末端部では礫混じり土砂に加えて一部粘土化したものが混じる。
地すべりを構成するブロックは頭部がいくつかに分割され、2~3ブロックになっている場合が多い。

粘性土型地すべり

粘性土型地すべりは、平面図で見ると沢状、ボトルネック形をしており、微地形としては凹状緩傾斜地形を呈する。
主な土塊の性質は巨礫または礫混じり土砂で、末端部にいくにしたがい構成土塊は粘土または礫混じり土砂になる。
地すべりを構成するブロックは全体が多くのブロックに分かれており、それらが相互に関連して運動している。

まとめ

以上の特徴から、ア~エは以下のように判別できる。

ア:崩積土型地すべり
イ:風化岩型地すべり
ウ:粘性土型地すべり
エ:岩型地すべり

よって正解はとなる。

地すべり型を判別する問題は、形式を変えてここ数年間出題されているので、各地すべり型の特徴は覚えておくと良いと思います。

全部が無理でも、特徴のある岩型地すべりと崩積土型地すべりが判別できれば、4択なので正解を絞り込むことが可能です。

以上、R4年度地すべり防止工事試験過去問の6問目解きなおしでした。

「過去問対策で合格率アップ|実力を高める方法と解説」 地すべり防止工事試験 その1

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